このお花、すごく素敵だと思いませんか?✨
「スパニッシュ・ブルーベル」という名前で、その名の通り、スペイン・ポルトガルが原産地らしいです。
まさに「blue bell(青い鐘)」という感じの見た目で、とても綺麗でした✨
(※この写真は4月下旬に撮ったものです)
ちなみに、和名は「釣鐘水仙(ツリガネズイセン)」というそうです。
「釣鐘水仙」というからには、水仙の仲間なのかなと思いましたが、ちょっとググってみたところ、
●スパニッシュ・ブルーベル(釣鐘水仙) → キジカクシ科(クサスギカズラ科)のヒアシンソイデス属
●水仙 → ヒガンバナ科のスイセン属
…ということで、特に仲間というわけではないみたいですね(間違っていたらすみません)。
「釣鐘水仙」の「水仙」は、単に葉が水仙に似ているということからきているようで、この花が属するヒアシンソイデス属は、どちらかというとヒヤシンスに近い仲間らしいです。
ただ、スパニッシュ・ブルーベルにしろ、ヒヤシンスにしろ、水仙にしろ、いずれも多年草の球根植物であるというところは共通しているようです。
さて、このスパニッシュ・ブルーベル、他にも色々と名前があるようで、「シラー・カンパニュラータ」、「ヒアシンソイデス・ヒスパニカ」とも呼ばれているそうです。
この「シラー・カンパニュラータ」という名前についてですが、「カンパニュラータ」という言葉はギリシャ語で「小さな鐘」を意味するそうです(そういえば、リストの名曲で「ラ・カンパネラ」という曲がありますね)。
「スパニッシュ・ブルーベル」、「釣鐘水仙」、「シラー・カンパニュラータ」…きっと名付け親は全て異なる国の人なのに、どの名前にも「鐘」を意味する語が入っているというのは、なんだか面白いと思いませんか?🔔 この花は、世界中の誰にとっても、鐘を彷彿とさせる見た目ということなのでしょうね🤭
ところで、「スパニッシュ・ブルーベル」という名前なのだから、青色のものしかないのかと思っていましたが、どうやら白やピンク色のものもあるらしいです。きっとそれらも美しいのでしょうね✨ いつか見てみたいものです。
ちなみに、この花に似た花として、「イングリッシュ・ブルーベル」という花があるそうです。画像を検索してみたところ、色は似ているのですが、見た目は結構違いました(良かったら検索してみてください)。
こちらは、かなり茎がカーブしていて、そのカーブした茎に鐘のような花が間を空けて、いくつか付いています。どちらかというと、こちらの方が鐘っぽいかも?🤔
イングリッシュ・ブルーベルの群生して咲く様子は本当に美しく、イギリスの人々にとって、この花は春を感じさせる大切な存在らしいです。
しかし、現在イングリッシュ・ブルーベルはスパニッシュ・ブルーベルとの交雑が進み、数が減少してしまっているのだとか。なので、イングリッシュ・ブルーベルは、イギリスでは保護の対象になっているようです。
どちらも美しい花なので、後世まで残っていってほしいですね。